2016年9月17日土曜日

2016年稲作まとめ③

2016年7月2日

本日土曜日は、神吉まで玄米を取りに行ってました。
そろそろ、稲の見た目の違いがハッキリしてきました。作る人が違うと、稲も見た目も違ってきます。
田んぼの緑が、濃くなってますねぇ~
生育順調です。今日は、晴れてますが、雨降りの時は、シッカリ降ってるとのことで、現状、水不足の心配は無いそうです。

運転してると、右腕だけ日焼けするんですよね~この時期の日差し、強いんで、店に帰ったら、日焼けして、ヒリヒリしてたんですが、この日焼け防止カバー@800円のおかげで、快適&快適。

こちら、神吉盆地のド・真ん中、石橋さんの田んぼです。

寄ってみました、足元細く、V字型に育ってますね。これからの時期、田んぼに湿気がこもると、いもち病の発生するリスクが、はね上がるんで、田んぼの風通しって、ホント大事なんですよ。

こちら、神吉盆地の端っこ、松崎さんの田んぼです。鹿の害から守るための鉄策が施してあるんで、近づけません。生育の状況は、石橋さん同様、足元細く、田んぼの風通しは、良好なのです。

おなじく松崎さんの管理するキヌヒカリのたんぼです、こちらも、足元細く、風通しは、良好です。

じゃん!こちら、さっきのキヌヒカリの隣の田んぼです。違う人が管理すると、この見た目の違いです。足元太く^^北朝鮮もオドロキの密植ですな。これ、風通しゼロやんかorz・・・そろそろ、いもち病を防ぐ農薬、撒かないとアカンのと違う?ここまで太く植えると、ウチの契約農家さんの3倍くらい肥料をブチ込まないと、キチンと育たないんだろうなぁ~。そういう価値観の農家サンが、管理する田んぼは、慢性的に肥料過多の土壌になってまして、お米に肥料分が直接蓄積したお米になるんですよね。窒素分の味がする苦いお米になるんですよ~

ウチの契約農家さんの農法は「減肥料農法」でして、稲の上方向への生育が終わり、穂が出始めたら土壌に出来るだけ肥料分を残留させないんです。もし、地中に肥料分が残っていると、肥料分が根っこから吸収され、ダイレクトに実であるお米に溜まってしまいます。これが残留肥料って問題なんです。残留農薬は、洗えば落とせますが、実であるお米に蓄積されたら、洗っても落ちませんよね。実に根が深い問題なのです。

ウチのお米には、葉っぱが光合成で創り出した養分しかたまってないんで、炊飯前は、小粒なお米なんです。小粒ですが、炊飯すると、水分を吸収して、割れる事無く大きく、ふくれてくれます。これは、葉っぱが作る養分だけを、じわじわ、均一に溜め込んでいるため、組織が緻密だからです。
対して、残留肥料米はと言うと、肥料分がドバドバと急激にたまるんで、米粒は、大きくなりますが、太り方がバラバラで、組織が荒いので、すぐに割れてしまいます。

隣の田んぼで行われてる、良く考えるとこわい農法なのです。「どこそこの産だから、おいしい」じゃなくて「誰が、どんな考えで作る」か。ここが一番大事ですね。

実際に育ってる現場を見ると、理解できるんですけど、収穫されて、精米したら、見た目はかわりませんし、肥料過多のお米の方が大粒で、ウチの生産者が作る小粒な減肥料米よりおいしそうに見えてしまうんでしょうね。

いやぁ~知らぬが仏です。






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