↑やっと試飲できました。
元々この商品は、お客様から仕入れて、とお話を頂いて、
仕入れて、納品させて頂いてたワインです。
このボデガス カリアは、以前から仕入れておりましたが、
このシラーズだけは、試飲会でテイスティングする機会に
恵まれなかったんですよ。やっと試飲できました。
今思うことは、これも知らずに「一般的なシラーズ」として、
大文字屋の知識だけで、商品説明してたら、
絶対信用をなくす事ウケアイな味わいでした。
一般論として、シラーおよびシラーズは、
↑このワインの様な、初めは、可愛らしい、と言うか、
バタ臭い果実味全開の「果汁爆弾」的なボリュームが、
あって然りなんですけどね~
ホント、マグナのシラーズは、
同じブランドのカベルネと比較すると、一部で被る部分がありますね。
グラスに注いで即を口に含んでの印象も興味深いんです。
ワインが開く前のゴツゴツした塊感は、カベルネが突出してますね。
シラーズは、明らかに、酸の方向性が可愛らしいんです。
いやいや、シラーズの酸は、こんなにキュートでなくてもいいはずです。
どちらかと言うと、グルナッシュの味わいに近いかも知れませんね。
うちの在庫では、こちらでしょう。↓
ワインが開く前の、果皮のニュアンスが
スモモの皮っぽい、ミネラルを感じるんですけど、
不思議なことに、ここが、結構、印象として近しいんですよ。
ワインが開くと、サンコムは、
ふんわりとした紅茶を感じさせてくれます。
ここも、実は、似通ってまして、
マグナのシラーズも、印象は紅茶なんですよ。
これ、かなりの違和感です。
↓こちらは、一般的な仏のシラーです。↓
1000円のワインです。ま、もっと安いのは、数あれどです^^
このあたりの価格帯のワインですと、生産効率を追及して、
大量生産しないと、この価格は無理ですよね。
なんでも、ブドウを発酵させるタンクは、4階建てのビルくらい
あるんですって。ワンシーズンに作る量も40万本と桁違い。
地中海性気候の長い日照時間は、
樹勢の強いシラーにぴったりですよね。
あとは、酒屋が実際に飲んでみて、
美味いか否かの判断をするんですが、
このワインは、大量生産ゆえの、
大味さや、雑な印象は、感じませんでした。
ワインが開く前の果実味満載の局面で、
カンパーニュは軽いミネラルを感じさせてくれるんで、
全体の印象が引き締まった感じがしますね。
↓こちらの南アのシラーズも、
味わいの方向性として飲んでみる意味が有りますね。
夏場の痛みを覚えるほどの日差しに鍛えられた、
果皮の真っ黒なアントシアニンを強く主張してくるワイン です。
ワインを注いで即の、開けたてのジャムの瓶を思わせる
濃厚な果実味が思わず「ナルホド」と口を突いてしまいます。
ワインが開きだしての湧き上がる骨太なタンニンも、
本当に徳俵的なバランス感なんですよね~
「極端なシラーズ」の標本的価値観でしょうか。
最後は「島のシラーズ」で〆ておきましょう。
こちらは、島のシラーズです。
産地は、地中海に浮かぶシチリア島なんです。
夏場の日差しが非常に強く、降水量が、劇的に少ない環境で育った
ブドウから出来たワインの最大の特徴は、スパイシーな香りでしょう。
リアルに白胡椒を感じますね。白胡椒とは、ラーメン屋さんで使われる
香りの強い胡椒です。口に含めば、過度な果実味もなくて、
ワインが開いてからのタンニンも、
ソフィスティケイトされてる印象を受けますね。
ちょっと、カッコいい感じ←飲めば、ワカル^^
さて、シラーズに合わせるなら、臓物かスパイシーな料理を。
ってコトで、こんな感じで、いかがでしょ?
↑麻婆豆腐です↑画像検索で引っ張ってきました^^
これを素にして大文字屋的アレンヂを経て作りましたのが~
パッと見麻婆豆腐に見えない事も無いこの一皿。
ベースは、タマネギをスライサーでスライスして、
トマトと炒め煮にした所へ、木綿豆腐と鶏ひき肉とシメジ加え、
レンチンしたピーマンのスライスを散らしてます。
トマトソースの余った分は~
おいしかったですよん^^
スパイスを効かせて作ってますんで、
シラーには、ぴったりです。
是非、お試しを~
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