2017年9月13日の試飲会でおおっ!と来たワインです。
産地は、イタリアはトスカーナです。
イタリアの真ん中あたりになるんですかねぇ。
ここ数年前だと、確実に嫌いなタイプのワインの産地でした。
なんでしょう、果実味に乏しく、濃度が感じられず、シャバシ
ャバした酸っぱくて、ギシギシしたタンニンが前に出たワイン
が多かったような気がします。
そのイマイチな印象は、このワインを飲んだ瞬間にスカッと消
え去りました。
サンジョベーゼとメルローで出来たこのワインは、新鮮なベリ
ー系のチャーミングな酸を感じる香りと味わいが何とも気分を
アゲてくれます。
口の中で、ワインを噛みしめると、ふくよかな果実味がブワッ
と広がります。少し感じる果実甘さも、ふくよかさの演出とし
て最高ですね^^
ワインを飲みこんで、口の中に戻ってくるなめらかなタンニン
が、口腔内をリセットしてくれて、何かつまもうか、そんな気
分にさせてくれます。
トスカーナで、1000円台前半のワインでこの味わいは、ホ
ントお初です。トスカーナのイメージが180度変わりました。
そういえば、10年くらい前のボルドーワインも、知覚過敏の
歯根が悲鳴を上げる苦渋味がエレガントと評価されてたのが、
チャーミングな酸とふくよかな果実味が感じられるワインを
エレガントと表現していますね。
トスカーナとボルドーの美味しい価値観が、どうも変わったみ
たいです。
これ、うれしい変化ですね^^
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