さて、プーリアのサリチェ・サレンティーノです。これ「も」いいですね~
ひとつ前の投稿のプリミティーヴォも美味しかったんですが、こいつも充分
イケてます。
まず、香りから。真っ黒な果実、そうですねぇ、カシス?いや、カシスジャ
ム?を思わせる甘く煮詰めたような香りがします。ここにカカオやバニラの
風味が絡みます。
口に含むと、濃厚な果実感がすごいですね^^果皮の苦渋に軸や種子の少し
青いニュアンスもほのかに感じられ、味わいに複雑さを与えてくれてます。
グラスをスワリングすると、樽材由来のバニラの甘く香ばしいニュアンスも
顔を出してきます。税込み1200円で値付けするんですけど、これ、十分
ごうかくですよ^^
お料理の方は、生サバのトマト煮込みです。普通に煮込むと、確実にバラバ
ラに崩壊するんで、大文字屋の調理器具の中で一番多く稼働している圧力鍋
を使い付け合わせの根菜類と加圧で5分蒸しています。
蒸しの調理は、水分非接触なんで、具材のしっとり感やうまみ成分が煮汁に
溶け出さないんで、出来上がりがふっくら美味しく仕上がります。ただ、火
にかける調理意ではないため、香ばしさの演出ができません。そこで登場す
るのが、ガストーチです。これで、黒焦げにならないようにだけ注意して、
皮目を炙ります。このひと手間、あると無いではかなり味わいが変わるんで
是非お試しを。
サバを仕上げてる横では、トマトソースを作っているんですが、いつもの伊
藤園のトマトピューレもみちを空けるケチャップを思わせる濃度のトマトジ
ュースをベースに赤味噌とグリーンカレー、ニンニク塩麹で味付けします。
赤味噌+トマト=デミグラス風味とグリーンカレーの青唐辛子の辛さがワイ
ンの軸や種子の苦渋とピッタリ来ます。
ヤヤコシイ料理ですが、どうっすか^^
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