2017年6月3日土曜日

土曜日は、お米の産地まで玄米を取に行ってます!

今日は、京都市内も涼しかったなぁ~
いつもの石橋さんのお宅を背にパチリ。空の青さがいいね

こちら、神吉盆地のど真ん中。沼だったころは、一番泥の
層が深く暑い場所です。そんなところに石橋さんの田んぼ
はあります。

寄ってみます。このくらいの間が無いと、稲が育って穂が
開きだすと、空気の循環が無くなり、湿気がこもり、イモ
チ秒の原因になります。

神吉盆地の真ん中を貫く道です。だいぶ岸の方になります。
ここは、石橋さんの田んぼのある位置と比べると、泥の層
が薄いんです。

こちら、泥の層が薄い場所にある松崎さんのたんぼです。
泥の厚い石橋さんのたんぼのお米は、粘りが強いですが、
こちらのお米は、比較的サラッとしたあっさりした食味
になります。大文字屋のお米は、味わいの違う2つの田
んぼのお米を半々で混ぜ合わせることで、ちょうどいい
味わいにしています。

こちらは、当店の寿司屋さんの寿司飯用に使われるキヌヒ
カリです。管理は、松崎さんです。サラッと口の中でほど
けるのがおいしい寿司飯の価値観です。コシヒカリでは、
粘りが強すぎるので、当店のコシヒカリと半々で混ぜ合わ
せて、粘りの強さを調節しています。お茶碗で食べるお米
は、お米自体に味わいが無いと(程度問題ですが)美味し
くありませんが、寿司飯は、調合した酢とあわさり、ネタ
の美味しさを引き出さねばなりません。そもそもお茶碗で
食べるお米とは違うんですよね。なかなか奥が深いんです。

↓こちら、キヌヒカリの田んぼのお隣さんです↓
畔(あぜ)を境にたんぼの見た目がガラッと変わります。
こちらは、太植えされて、苗と苗の空間が狭い密植をされ
てます。これだと、いかにも田植えしましたよ!って感じ
の植わってる感があっていいですよね(←と生産者は思う)
既に出てた石橋さんの田んぼと比較して下さい。芝生か?
ってくらいですよね(笑)
こうすると、元々穂がしっかり出て、頭が重くなるのに茎
が細くて、倒伏しやすいコシヒカリですが、こんな感じに
太く植えて、密植しておくと、足元が太くなり隣同士が支
え合うんで、ほぼ何もしなくても倒伏しないんです。
問題点としては、同じ面積に多くの種が、存在するので、
多くの肥料分が必要になりいますし、空気の循環も悪くな
るんで、いもち病を防ぐ強めの農薬が必要になってきます。
ただ、マニュアル通り農薬を撒いておけば、なんとかなる
んで農家の手間は軽くなります。ほんとうに深い問題は、
多くの化学肥料を慢性的に与え続けている点です。
石橋さんと松崎さんは、出来るだけ肥料を与えない農法を
採ってもらってます。考え方としては、土壌にある肥料分
は、穂が出た段階で「使い切られていなければならない」
つまり、穂が出たら、根から肥料分が吸い上げられないよ
うにして、お米には、葉っぱで光合成で創り出された養分
だけが蓄積されるようにしたいんです。
慢性的に肥料が土壌に残った状態だと、穂が出ても、土壌
に肥料分があるんで、根っこからガンガン吸収されて、実
であるお米に、肥糧分である窒素化合物が、どばどば蓄積
されるんです。これが、残留肥料です。お米が苦いと感じ
た経験があれば、それが肥料の味なんです。なぜか残留農
薬の基準ってあるんですが、残留肥料の基準って無いんで
すよね・・・
農薬と違って、洗っても落ちないんですけどね~

こわいでしょ。

安心して下さい。ウチのは大丈夫です。
毎週見ておりますんで^^
2003年からのお付き合い。
不味い時は(苦い)ありませんし、
売ってるワタシの主食ですから。


ワインと料理とパンと。

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