南仏のシラーです。
税込み1200円で売るシラー及びシラーズは、飲まないことには
売れません。なんで??って??
ワインが開いて、グワワッ!っとタンニンが爆発して、パタッと
グラスが止まっちゃうワインが、ホント多いんですよ。
で、難儀な事に、シラーはどんなにエゲつないタンニンを潜ませ
てるワインも、開く前は、一様にゆる~い酸味のまったり果実味
なんですよね。時間をかけて開かせて、本性を見極めなきゃ。
シラーのワインは、真っ黒な果皮の油脂分に由来するスパイシー
な香味が特徴です。なので、合わせる際の基本的な考え方は、
胡椒やその他スパイスをかけたら美味しくなる料理と考えると、
わかりやすいですね。
グラスに注いで即は、シラーのオヤクソク、マッタリ系の赤い果
実味です。次に、カシス的な黒系果実の酸が出てきて来ます。
ここからスワリング少しで、例のタンニンがグワワっ!と湧き出
しますが、舌の根っこの唾液腺や、知覚過敏の歯根にしみる収斂
した酸や、ミネラルは軽いんで、エスプレッソコーヒーの味わい
を理解できれば、「これ、イケるやん^^」となります。
そうそう、普通の方って、一日でフルボトルを空けちゃうって、
結構キツイと思うんです。なので、当店チェックしております。
味わいが飲むに値する味わいが何日間保持されるのか??
これって、実際問題、重要事項だとおもうんですよね。
このワインについては、毎日80ml程度5日間かけて飲みまし
た。初日より2日目の方が、香り味わい共に深みが増して美味し
さ度が上がります。最終5日目は、酸が緩んで、タンニンも丸く
なってました。それぞれの経過日数なりの美味しさがあって、決
して劣化してるとは感じませんでした。
麻婆豆腐以外にも↓こんな↓料理に合わせました。
結局一週間以上かけて飲んでおります。なかなかワインセラー
をお持ちのご家庭も少ないと思うんですよね。この南仏のワイ
ンは、最高24度を上限とした空調がかかった部屋に放置しての
一週間です。実際、ワインを買われて、即日で飲みきってしま
うって、あんまりないと思うんですよ。で、セラーで保存しな
くて、どこまで味わいが飲むに値するクオリティを維持できる
か。これは、販売側としてある程度知っておかないとならない
な、と思う次第です。
ちなみに、保存は、空調のきいた23~24度の部屋に放置で
す。シビアにセラーに入れなくても大丈夫です。
気軽に楽しんでくださいね~~
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