同梱のパンです。
今日のも、イイカンジに焼けてます。
作っていく工程の中に「発酵」という微生物が
関わる大事なセクションがあるので、
「毎回同じように焼けなくて当然」なのです。
パン焼きの楽しさをそぎ落として考察すると、
必ずちゃんと焼けなくて当たり前という前提が
あって、満足のいくのが焼けたりすると、
おっ、やったやん^_^と嬉しさ倍増なんですね。
「心地よい不確実性」これでしょうね。
なんとも難儀な趣味ですね。
ウチの場合は、サービスでお金はいただきませんが、
やっぱり、最低限の、クォリティ、保たないとね。
精白粉と全粒粉群を混ぜ合わせて1時間発酵させてから、
次の焼きは、1時 間半発酵させてみましょう。
半分カットがワインのご注文と同梱されて旅立っていきま す。
このパンは、ワインの甘辛、赤白問わず受け止められ る味わい
にしています。また、ワインと同じように、温度 と味わいが呼
応するように変化します。なので冷たい状態 で一口食べて頂い
てから、強めのトーストでワインと合わ せてください。冷たい
状態だと、粉の甘さが前面に出て、 滋味深い味わいとなってい
ます。トーストすると、クラス トの食感がゴリゴリになって、
香ばしい味わいとなります 。クラムは、高加水ゆえのしっとり
感があります。クラス トとクラムの食感のコントラストが楽し
いです。是非、お 試しくださいませ。
精白粉と全粒粉群を混ぜ合わせて発酵させて、
3対2の比 率で分けまして、3の方をこんな感じに
4分割して、ブル ーチーズとクルミを3層に積み重
ねて2の方の生地で包み ます。
こんな感じに包んでいます。
コアになる分の生地を多めに することで、
より大きく伸びるようにしています。
コアに 大きなクルミが入っているので、
ただでさえパンのふくら みが悪くなるので、
コアの生地を多くして伸びしろを稼い でいます。
包んで、成形が終わりました。ノンアルで一服です^^
オーブンの予熱完了時間を睨みつつ、クープを入れて、
霧 吹きで生地の表面を濡らします。
こうすると、パン生地の 表面にでんぷんの膜ができ、
それがオーブン内で焼き〆ら れて、
クラストのゴリゴリ感が表現できます。
焼きは、ボウルかぶせ250度30分、
ザルの内側に遠赤 外線を発するアルミホイルを張り付けた
焼き色を調節する カバーをかぶせて250度43分で完成です。
画像はボウルかぶせ250度30分が終わったところです 。
画像はボウルかぶせ250度30分が終わったところです
これが、焼き色をコントロールするカバーです。
遠赤外線 は、焼き色を付けず、水分だけに反応して、
パン生地内の 水分を飛ばしてくれます。
これがないと、適正な水分量に なる前にパンが真っ黒
になってしまいます。
とにかく、ワインと合わせて、
翌日のトーストが最高に美 味しくなるには?
この2つの命題と格闘しつつ、
試行錯誤 で現状のパンとなりました。
まだまだ少しづつですが、
進 化は続いていきます。
お客様のにっこりの前にウチのワインとパンがある。
お客様のにっこりの前にウチのワインとパンがある。
酒屋冥利に尽きるのです。
進化を止めぬよう。
進化を止めぬよう。
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