京都市内は、台風の影響で、ものすごく蒸し暑かったんですが、
高原の盆地である神吉は、気持ちいい涼風が吹いてます。熱帯
夜が無いんですもん、これだけでも値打ちがありますよね~
この画像のちょうど中央あたりが石橋さんの田んぼです。
こちらm盆地のど真ん中、泥のそうが厚くて、粘った味の濃い
お米ができる石橋さんの田んぼです。
あらら??っこれは、もしや・・・
稲の穂に花が咲いてます。幸運なことに、大文字屋は、花粉症
でないんで、気になりませんが、稲花粉に敏感な方は、キツイ
画像ですね。
石橋さんの田んぼを後にして、50mほど進むと、神吉盆地の
端っこの松崎さんの田んぼです。神吉が江戸の昔、まだ沼地だ
ったころの岸に近い場所なんで、泥の層が比較的浅い田んぼに
なります。
こちらの田んぼは、あっさりとした食味と、サラッとほどける
ササニシキ的な味わいのコシヒカリです。ねばって味わいの濃
い石橋さんのお米とブレンドすることで、味わいの黄金比を実
現しています。
こちらは、松崎さんが育ててるキヌヒカリです。こちらは、当店
お得意先さんのお寿司屋さんの寿司飯として、コシヒカリとブレ
ンドされるお米です。サラッとほどける食感が粘るコシヒカリと
混ざることで、絶妙なほどけ具合を実現しました。こちらも、稲
の花が咲いています。
こちらは、キヌヒカリを作ってる田んぼのお隣さん。足元が
完全に埋まってますね^^風通し、期待できませんね^^
密植で、太植です。倒伏しやすいコシヒカリです。周りの稲
同士が、密植されることで支えあうんで、しっかり根を張ら
せるための農作業も要らないですよね。通気性が悪くていも
ち病になりやすいのも、農薬を散布すれば、大丈夫ですよね。
さて、農薬散布だけが問題なんでしょうか??農薬って、最
終的に食べる白米の外側にあるヌカとさらにその外側である
モミに付着するんですよね。
収穫したら、農薬の付着したモミは脱穀されますよね。さら
に精米するんで、モミの次のヌカも削り取られます。
それに、最近の農薬は、散布して3週間で完全に無力化する
んで、冷静に考えて、問題って実は無いんですよ。
比較対象の、お隣の田んぼを、よく見て考えてください。
密植されて、苗のひとまとまりを多くの種もみで構成する
太植であれば、同じ面積に存在する種もみの数がすごく多い
事になるでしょ。そうなると、多くの肥料が必要になってき
ます。肥料をたくさん撒かないと、育たない農法なんですよ。
松崎さんと石橋さんは、できるだけ肥料を少なくやる減肥料
栽培に取り組んでもらってます。肥料は、穂が出て、重たく
なる上のほうが支えられる根っこと茎が育った段階で、土壌
には肥料分が無い状態にする農法です。
穂が出た段階で、土壌に肥料分が残っていると、根っこから
吸収された窒素化合物が、直接実であるお米にドバドバ蓄積
される事になります。お米を食べたときに「あれ、少し苦い」
って経験があれば、その苦味こそが窒素化合物、つまり化学
肥料の味なんです。
石橋さんと松崎さんのお米には、元気に育った葉っぱが光合成
して作った養分だけがたまっています。これこそが、ほんとの
お米のうまみなんですよね。
密植で、太植だと、毎年多くのお肥料が土壌に残留したまま次
年度の田植えがされてます。この田植えも密植で、太植なので
大量の肥料がまかれているんです。できるお米には、どんどん
窒素化合物がたまり続けるんです。
残留農薬は、最悪洗えば落ちる範囲です。
残留肥料の場合はどうでしょう?
お米をいくら洗っても、米粒自体に窒素化合物が溶け込んでる
ので、落ちるわけないですよね。不思議なことに、残留農薬に
は、基準が明確にあるのに、残留肥料には基準が全くないんで
す。これって、農家の価値観なんで、根が深い問題なんですよ
ね。最終的に、縁なんでしょうね。繋がりといいますか、運と
言いますか。
優良な生産者とのご縁に感謝です。
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