ホント、おっ!!って感じでしたね^^
ネットでもあんまり出回ってないTAPIZ社のワインの
品ぞろえが案内されてきた中に、なんと、シラーズが入ってます!
こりゃ、飲まなきゃ!で、きっと、美味しいであろうから、1ケー
ス仕入れときましょう!ってノリで仕入れました。
そして、試飲しましたよ。
最近の大文字屋の価値観は、栓を抜いて、最低5日間かけて
ワインの味わいの変化を確認しつつ、実際にお客さんが、買
っていただいて、ワインを飲まれる状況に近い状態での試飲
を心がけています。
食文化としては肉類を主食とするアルゼンチンのワインです、
ワインも食文化の一部なんで、とにかくお肉と合うような味
付けになってる事が多いです。
グラスに入ったワインの色合いを見てもらうと、真っ黒に
色づいた、揮発して香りを撒き散らす油脂分を多く含んだ
分厚いブドウの果皮が目に浮かぶようですよね。
このTAPIZシラーズは、果実に由来する酸を含んだ、
カシスを思わせる香りもしますが、栓を開けた瞬間の香り
の印象は、真っ黒な果皮の油脂分由来のスパイス香が支配
的ですね。白胡椒の香りが一番連想しやすい香りですね。
抜栓初日は、スパイス香が前に出てますが、2日目、3日
目と時間が経過するうちにスパイス香は、煮詰めたような
カシス香とアルコールを思わせる香りにその座を奪われま
す。3日目あたりが香りと味わいのピークが見え出すポイ
ントでしょうか。
4日目以降は味わいがなじんでいく印象で、根底には、酸
がしっかり存在するんで、味わいが、ぼやける事なく美味
しさが維持されてる感じです。さきほど、6日目のワイン
を飲みましたが、酸に裏打ちされた煮詰めたカシスジャム
のような味わいに果皮の苦渋が絡んで、芳醇な紅茶や、バ
ニラのニュアンスも感じられます。美味しいワインなんで
飲んでしまうと思うんですが、せめて3日間かけて味わっ
てください。ワインは、開けて即より味わいがなじんで、
表情が変わって、いろんな発見がありますよ^^
これも、お店で飲んでるとわからない事なんで、家呑みで
しか楽しめないワインの飲み方ですね。
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